mamenergy projetとは、
小さな気持ちの寄付金を集め、日本中に太陽光発電などの自然エネルギーを、普通の個人の力で増やしてゆくプロジェクトです。
現在、中国や他アジア諸国のエネルギー需要は急速に増大を続けており、
また、地球温暖化は世界全体が緊急に取り組まなくてはならない課題です。
さらに言えば、枯渇する化石エネルギー資源は国際的な紛争・深刻な人権問題を引き起こしています。
太陽光発電や風力発電をはじめとする自然エネルギー、
または再生可能エネルギーは、これら問題の解決策として、
社会的に大きな期待を背負っています。
しかし、日本の自然エネルギー比率は、まだまだ1%にも足りません。
大きな原因は、その経済性と言われており、経済性向上の切り札はその技術の普及です。
現在従来型の化石燃料の発電コストと比べて2〜10倍と言われる発電コストも、
国内市場の育成によって十分競争可能なレベルに下がると言われています。
世界マメナジー基金(マメナジー(mamenergy)とは、My Actions for My ENERGYの略)は、
エネルギーに関する国際的な環境問題に対して、個人が参加できる枠組みを提供します。
どんな小さな寄付も受付け、それぞれのできる範囲のActionsを集めることで、
自然エネルギーの育成等、持続可能な社会の実現へ歩みを速めます。
さらには、さまざまな商品・サービスにマメナジーへの寄付を組み込むことを提案することで、
商品・サービスの付加価値やCSR(corporate social responsibility)にひとつの魅力的な手段を提供します。
自然エネルギーの育成は、日本と世界のエネルギー問題、地球温暖化問題の解決にとっての急務です。
トレーサビリティと実感を持ってこの問題に個人や民間企業が貢献できる手段を提供するmamenergyは、
非営利組織として日本、そして世界の自然エネルギーの普及のために活動します。
特定非営利活動法人世界マメナジー基金 理事長
石橋香絵
日本のCO2削減にとって効果的な手段は何でしょうか?
産業界からはよく「増加が著しい家庭部門の排出を減らすべきだ」という声が聞かれます。
確かに1990年から2006年までの家庭部門の排出量は、
自家用車分を入れて約36%増加しています。
全体に占める割合は約2割強とはいえ、家庭部門の削減は急務です。
でも90年以降の家庭部門の電力由来のCO2排出量増大の責任の半分以上は、 原発停止による火力発電の増大、先進国には類のない石炭火力の増加等による 電力のCO2原単位の悪化なのです。 暮らしの中でこまめに電気を消すことはもちろん大事ですが、 「そもそも電気を何で作るの?」に切り込んでいかない限り、大きな削減は望めません。
「それは国がやることでしょう?私たち市民にできることではないでしょう?」 と思うかもしれません。でも今では、私たちひとりひとりの思いとお金を集めることで、 エネルギー源を少しずつでも変えていくことができるのです。
どんな大河も、小さな雨粒がたくさん集まってできています。 同じように、私たちひとりひとりの力は小さくても、集まれば大きな力になるのです。 マメナジーで思いを集めてカタチにしていきませんか?
特定非営利活動法人世界マメナジー基金 顧問
枝廣淳子
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